converge


聞いてる音楽の事なんてブログで書くのは数年ぶりなんですが
最近コンヴァージとゴッドスピードユーブラックエンペラー
ニューアルバムが出たっていうので聞いて見たらとても心動かされる
内容だったんでブログを書くことに。
正直ゴッドースピードの方はまあ今まで通りというか普通に良い
位だったんですがコンヴァージの方は泣きましたね。
もともとコンヴァージはボストンのハードコアバンドで初期はボストン
ティーハードコアっぽいオールドスクールな感じのパンク要素を
若干含む音だったのが90年代後半から2000年にかけてカオティックハードコア
になり2001年にリリースしたjane doeで一躍ハードコアの枠を超え
オールトゥモローパーティーなんかにも出演するようになりました。
基本的にハードコアバンドってスタートがハードコアだとあんまり音楽性の
ふり幅って拡げるのが難しいと思うんでよね。cave inとかも初期の
ニュースクールハードコアから中期の純インディーロック的へ極端に一気に
振れる場合もありますけど、コンヴァージのようにグラデーションみたいに
音楽性が変わるバンドもそうないと思います。
それでこの動画のA Single Tearなんですが前半が普通のメタルコアっぽい流れで
これはこれで良いんだけど何かチャラいボーカルもチャラい。
最初自分はこの前半部分聞いたときなんか何今更世間を意識した感じになってんだか
と一瞬萎えたんですが中盤が一気にenvyみたいな滅茶苦茶琴線に触れる超絶叙情展開!!
後半からラストにかけては誰が聞いてもあ〜コンヴァージすげーなっていう所に収まる
という。コンヴァージって前から思ってましたけどレディオヘッドに似てますよね!
レディオヘッドのように音楽の幅というかハードコアの幅をここまで拡げたバンドって
他にないと思います。ニューロシスやアイエスも幅っていう所だと負けてないですが
ちょっと前衛的というかわかりづらさみたいな物があるんでコンヴァージのようにギリギリ
のポップス加減が足りない気がするんですよね。そういう意味だと初めて聞く人も置き去り
にしない音楽性、エンタメ性がこのバンドにはあるんですよね。
最終的にコンヴァージがどこまでこの幅を拡げられるのかが本当に楽しみになりました。